君と空の下
その日の帰り、空達と生徒会長のお兄ちゃんとの帰り道。


「私立だから人が流石に多いね」

「そのたくさんの中から宏樹さんに選ばれたんだから空、妹として鼻高々だよね」

「でも、宏樹さんが生徒会長で学校悪くならないか心配だよな!」

「確かにそれは思う、時々変な事思いつくしお兄ちゃん」

「大丈夫だよ、蘭がいるからその時は止めるって」

「イヤ、笑顔で言う事じゃないでしょ?ってか彼女がいない俺らにイヤミですか」

「うるさいぞ陸」


笑いながら言われても説得力に欠けるよね・・・ってかお兄ちゃん時々笑ってないように見えるのは私のきのせい?


「ってかなんでお兄ちゃんは、生徒会長になったこと教えてくれなかったの、ビックリして変な動きして友達できたじゃん」
「空が忙しかったからで納得しなかったけ?ってか良いことなんじゃねぇの?友達出来た
んだから」


「確実にはしてない」

「空ごめん、お前にだけ話すの忘れた」

「可哀想、空」

「あっ!どうするんすっか!空固まってるじゃないですか宏樹さん・・・ってか宏樹さんツッコミ入れましょう!空友達出来たんだから先輩のおかげで」

「陸うるさい」

「竜也も落ち着きすぎ」


その後元に戻った私は我が兄を怒鳴りつけ、取っ組み合いになりそうなところを母に見つかり空は兄への逆襲は終わった。
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