君と空の下
二章

一緒


特に何をするわけでもなく、1年生はすぎた。

1年生は色々不安な事とか、いっぱいあったけどいっぱい友達ができたと思う。

まだ朝のあいさつは『キャーキャー』だよ、『おはよう』じゃないからね~。いい加減にしておくれ?って感じだね~。


「おはよう♪」

「オハ♪暑いよ~ヘルプ」

「無理だね」

「即答!」

2年生に進級して、最初はヤッパリ不安だったけどまた4人とも同じクラス。



お兄ちゃん達の卒業式、お兄ちゃんが珍しく泣いていた。

妹の私だってあまり見たことがなかった、でも泣いていたお兄ちゃんは友達と笑いながら泣いていた。

生徒会長としての言葉も泣かずに話したのに、ヤッパリ卒業式は泣けるんだね。

私も、中学の卒業式は歌いながら泣いていたけど、あとは全然泣けなかった。

不思議だねでも私、学校嫌いだったし。卒業して嬉しかったよ?
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