君と空の下

「でも宏樹、もう部屋ないよ」

「姉ちゃんが出ていけば広くできるんだけど」

「お姉様に喧嘩売ってるの」

「ごめん」

蘭さんは、お兄ちゃんと同じ部屋に決まり日曜日にでも蘭さんのお母さんに挨拶と、荷物を運ぶ事にした。

家族が増えることは良いことだし、大好きな蘭さんがお兄ちゃんとの結婚にOKしてくれたのが嬉しい。


家の中が少し狭くなるかもしれない。

でも、それは家族が楽しくすごせる空間でもあるかもしれないから、狭い事なんて気にしないけどお兄ちゃんがノロケ放しは見てて嫌だ。
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