君と空の下

お父さんもお母さんもお姉ちゃん達も、グッスリ寝てる夜中に竜也から貰ったマフラーを付けて、出掛けようとしたけどそれを止められた。

コンコン

「えっ?」

だいたい予想がついた、けど本当にあなただか分からない。

だからこそ、不安と恐怖で部屋の窓を開けた。

「空♪」

「竜也!」

「ちょっと下に来て、その代わり温かい格好して」

「うん♪」

嬉しかった。

本当は、クリスマス2人で一緒にすごしたかった。

でも、ヤッパリ千葉家で初めてのクリスマスをすごす蘭さんとみんなですごしたかった。

ごめんね?竜也より蘭さん選んじゃった。
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