君と空の下
今日はホワイトクリスマスになった。

雪がまだ少し降ってる中、私は竜也がいるところに走った。

走って、竜也の腕の中に飛び込んだ。

竜也の温もりは、寒さを忘れさせてくれるぐらい温かかった。

本当は、行こうか行かないか迷って私が夜中に来そうな予感がしたらしく、竜也から先に来てくれた。

サプライズにならなかったけどクリスマスプレゼントを、竜也にあげたときの顔が、私が想像してたより喜んでもらえた。

それだけでも凄く嬉しかった。

「今日母さん達が帰ってきた」

「本当に!良かったね♪」

「で、母さんに空と付き合ってるって言ったら母さんが『空ちゃんみたいな娘が欲しい』って言われた」

「何か、まるで結婚前提みたいな感じだね」

「俺はそれでもいいけどね」

恥ずかしくて、顔が真っ赤になって、竜也の胸に顔を押し当てた。
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