君と空の下
初登校を妙な挨拶から始まり、お兄ちゃん達のラブラブも見せられて疲れているのに、休み時間なのどには質問攻めにされた空。

「随分疲れきってるけど大丈夫かな?空ちゃん」

「ムリだな」

「笑顔が苦笑いに近くなってきたもんね」

「私助けて来るね」

「俺も行く」

「僕も」



「どうしてあの三人と仲が良いの?」

「どうしたらあの三人とお話出来るの?」

「どうして澪ちゃんとお話出来るようになったの?」


疲れた。帰りたい。帰りたいのに帰れない、何で初日の学校でこんなに疲れなきゃいけないわけ?ってかどうだっていいことばっか聞いてこないでよ、ってか質問するな。


全部どうだっていいし、空ちゃん心の叫び。


「さっきからうるさい。空ちゃんは私の友達それが何か?」

「僕達は幼なじみだからずっと居るし」

「空は時々危なっかしいから俺らが守ってんの文句ある?」

「空、もうお昼だよご飯食べよ?」

「竜也(泣)」

「俺、腹減った」

「陸(泣)」

「空ちゃん可愛いから、ギューッてしてあげる」

「澪ちゃん(泣)」

その後、半泣き状態でお昼ご飯を終え、午後の授業からは静かになっておとなしく授業が出来た。


静かにと言っても私の場合空を見ている、大きな大きな青空を見ていると何とも言えない爽快感がある。だから私は小さい頃から空を見るのが大好きだ。
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