君と空の下
6月の季節、雨が酷い。
雨がよく降るから、学校の中にたくさんの生徒がいるおかげで仕事が、なかなか進まない。
先生に話があるのに、生徒が先生と話してたりね?
急いでるのに、話しかけられて行けなかったり。
確かに、お姉ちゃんもお兄ちゃんも蘭さんも大変だと言っていた、意味が今更分かった。
「空、これ読んどいて」
「ありがとう、竜也」
「空、今誰もいないからいい」
「ちょっとだけだよ?」
後ろから、抱きついて甘えてくる竜也は可愛くて、頭を撫でてあげたくなる。
そんな事したら怒られちゃうけどね。
忙しい中でも、いつも私を考えてくれたり、甘えてくれたり、ちょっとしたことが癒されて疲れが消えてくれる。