君と空の下
澪に話したら、スッと不安が消えていった。
今日の放課後は、私と竜也しか仕事をしないからその時がチャンスだ。
行きごのんだのはいいが、意外とクラスの人達に話しかけられて遅くなった。
めったに話し掛けないのに、何でこんな時に!
一生懸命走った。
生徒会室と私のクラスは丁度端っこどうしだから、移動が大変なのだ。
いざ、生徒会室に着くと緊張してきた。
でも、ちゃんと私の話を聞いてくれる竜也に私はちゃんと聞いてない。
だから、きちんと今日は竜也に向き合って話を聞こう。
生徒会室の扉を少しだけ開けたら、誰かの話し声が聞こえる。
よく耳をすませば、竜也と1年生の古屋さんだ。
どうして古屋さんがいるの?
今日は私と竜也だけって、昨日話したはずなのに。