あの窓の向こう側
「ふーん。まっ!!梨乃が

元気なら何でも良いや!!」

そう言ってニカッと笑う爽汰君。

良かった。怪しまれてないみたい。

こんなメール見られたらまた

心配されちゃうし、何かの

迷惑メールの1つだよね…!!!

コンッコンッコンッ…

またノックがした

『はーい』

「梨乃、体調はどう??」

入って来たのは、楓さんと亮君だ

『あっ、大丈夫です。

心配かけちゃって、ごめんなさい…』

「いいのよ。無事で良かったわ。

波流はどうしたの!?」

『あ、忙しいみたいで…』

「肝心な時に役に立たないなー波流は…」

亮君はいつもの毒舌。

でもそれがいつも通りで、

私は何故か穏やかな気持ちになれる。



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