あの窓の向こう側
こんなに勉強ができるなら難関国立大学だって十分狙えるはずなのに、それでも花火職人を選んだ波流君。
『やっぱり意外…。』
ボソッと思ったことが思わず口に出てしまった。
「ん?俺が勉強できるのがそんなに意外?」
『それもそうなんだけど。こんな勉強できるのに花火職人選ぶとこがね。でも、ちょっと波流君らしいかなって。』
「俺も職人になりたいゆーたら担任教師とかに怒られたんやで?学校としてはやっぱ現役合格率とか上げたいやろしなあ。まぁ、俺は俺のやりたいことするけどな!」
『くすっ。じゃあ次、ここ教えて?』
私は分からない所をとことん波流君に聞いた。何を聞いても波流君は嫌な顔一つせず教えてくれて、とても穏やかで充実した時間が流れていた。
『やっぱり意外…。』
ボソッと思ったことが思わず口に出てしまった。
「ん?俺が勉強できるのがそんなに意外?」
『それもそうなんだけど。こんな勉強できるのに花火職人選ぶとこがね。でも、ちょっと波流君らしいかなって。』
「俺も職人になりたいゆーたら担任教師とかに怒られたんやで?学校としてはやっぱ現役合格率とか上げたいやろしなあ。まぁ、俺は俺のやりたいことするけどな!」
『くすっ。じゃあ次、ここ教えて?』
私は分からない所をとことん波流君に聞いた。何を聞いても波流君は嫌な顔一つせず教えてくれて、とても穏やかで充実した時間が流れていた。