あの窓の向こう側
一通り分からないところを教えてもらった後、
「おっしゃ!ちょっと休憩しよか?気分転換♪」
そう言って波流君は私の腕を掴んだ。
「外行こうや!」
波流君は松葉杖をついているから、私なんかより歩きにくくてしんどい筈なのに、とてもはしゃいでいた。
波流君の世界はやっぱり広い。私と同じ病室にいたって、波流君は外の世界の人なんだとつくづく感じる。
私…外に出るのなんて久しぶりだな…。
「ほら、早よ行こうや!」
私は波流君に言われるがまま、病室を出た。
「おっしゃ!ちょっと休憩しよか?気分転換♪」
そう言って波流君は私の腕を掴んだ。
「外行こうや!」
波流君は松葉杖をついているから、私なんかより歩きにくくてしんどい筈なのに、とてもはしゃいでいた。
波流君の世界はやっぱり広い。私と同じ病室にいたって、波流君は外の世界の人なんだとつくづく感じる。
私…外に出るのなんて久しぶりだな…。
「ほら、早よ行こうや!」
私は波流君に言われるがまま、病室を出た。