あの窓の向こう側
外へ出ると、太陽の光がさんさんと降り注いでいて、私は久々の外の世界がとても眩しかった。
今は5月になったばかりで、病院の中庭に青々とした芝生が光り輝いていた。
ごろん、と芝生に寝転んだ波流君は、雲一つない快晴の青空を見上げながら気持ち良さそうにしていた。
「やっぱこんな天気の良い日は外に出んとあかんな!ずっと病室おったら治るもんも治らへんで!」
『私…外に出るの久しぶりだな。外が気持ち良いって思うの、もしかしたら初めてかもしれない。』
「ほんま?梨乃は可愛いから、外に出たらきっと友達いっぱい出来るやろし、良いこといっぱいやで♪」
『ふっ…何それ。良いことなのか分からない。』
今は5月になったばかりで、病院の中庭に青々とした芝生が光り輝いていた。
ごろん、と芝生に寝転んだ波流君は、雲一つない快晴の青空を見上げながら気持ち良さそうにしていた。
「やっぱこんな天気の良い日は外に出んとあかんな!ずっと病室おったら治るもんも治らへんで!」
『私…外に出るの久しぶりだな。外が気持ち良いって思うの、もしかしたら初めてかもしれない。』
「ほんま?梨乃は可愛いから、外に出たらきっと友達いっぱい出来るやろし、良いこといっぱいやで♪」
『ふっ…何それ。良いことなのか分からない。』