あの窓の向こう側
その時だった。廊下からやけに騒がしい声が聞こえてきた。
「やーかーらー!お前はついてくるなっちゅうに!」
「何でそんなこと言うん!?波流が仲良くしてる人等ならうちも仲良くしたいもん!」
波流君…?と、女の子の声…?
ガラッと病室のドアが開いて入ってきたのは、波流君と一人の女の子だった。
「おう、皆、遅うなってすまんな。ちょっと地元から出て来た親戚がうるそーてな…。」
「何でそんなこと言うんよ。波流のあほっ!」
波流君をバシッと叩いた女の子は、にこっと私達の方を向いた。
「初めまして!うち、松木沙羅(まつき さら)って言います!17です!波流とは、幼なじみでいとこです。よろしく!」
「やーかーらー!お前はついてくるなっちゅうに!」
「何でそんなこと言うん!?波流が仲良くしてる人等ならうちも仲良くしたいもん!」
波流君…?と、女の子の声…?
ガラッと病室のドアが開いて入ってきたのは、波流君と一人の女の子だった。
「おう、皆、遅うなってすまんな。ちょっと地元から出て来た親戚がうるそーてな…。」
「何でそんなこと言うんよ。波流のあほっ!」
波流君をバシッと叩いた女の子は、にこっと私達の方を向いた。
「初めまして!うち、松木沙羅(まつき さら)って言います!17です!波流とは、幼なじみでいとこです。よろしく!」