あの窓の向こう側
波流君の…幼なじみで…いとこ…。

沙羅さんは、ショートカットがよく似合う可愛くて元気な女の子って感じで、私とは見た感じ正反対のタイプだった。

「へー。波流の幼なじみなの?17ってことは、梨乃と同い年ね。」

「梨乃…?」

「あー紹介するわ。右から、爽汰、楓、亮、梨乃や。爽汰と楓は年上で、亮はお前の1つ下。ほんで梨乃は同い年やで。」

「…そう、なんや…。梨乃さん…」

私の方を見て沙羅さんは少し戸惑っていた。波流君は、そんな沙羅さんを見て、難しい顔をしていた。

何…?私…何かしたかな…。
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