あの窓の向こう側
次の日、宣言通り波流君はやって来た。
「おはよー、梨乃!」
『お、おはよう。波流君。』
最初は少し戸惑ったけど、波流君は話すのがすごく上手くて、私がだめな所も波流君の話術でカバーしてくれた。
「そいや、梨乃は何で入院してるん?見た感じ怪我してるって感じやないし、どっか悪いんか?」
すごいストレートに聞かれて私はびっくりした。考えてみたら皆入院してるって聞いたら腫れ物みたいに扱って、すごい気を遣われるから。だから波流君の質問は、びっくりしたけど対等に扱われてるみたいで新鮮だった。
『うん…私心臓が悪いの。移植しないと治らないんだって。だから今はドナーが見つかるのを待ってる状態なんだよ。』
「おはよー、梨乃!」
『お、おはよう。波流君。』
最初は少し戸惑ったけど、波流君は話すのがすごく上手くて、私がだめな所も波流君の話術でカバーしてくれた。
「そいや、梨乃は何で入院してるん?見た感じ怪我してるって感じやないし、どっか悪いんか?」
すごいストレートに聞かれて私はびっくりした。考えてみたら皆入院してるって聞いたら腫れ物みたいに扱って、すごい気を遣われるから。だから波流君の質問は、びっくりしたけど対等に扱われてるみたいで新鮮だった。
『うん…私心臓が悪いの。移植しないと治らないんだって。だから今はドナーが見つかるのを待ってる状態なんだよ。』