あの窓の向こう側
でもそんな忙しい中でも波流君は毎日メールをくれる。それは本当に嬉しくて、大切に思われている実感をくれる。

やっぱりあまり会えないことに文句は言えない。元々こうなることは分かっていたんだし、波流君の夢を応援したいから。

あっ。何か私彼女っぽくなってきたかな?(笑)そんなことを一人で考えながら、波流君からのメールを開く。

【梨乃へ

梨乃、今日の体調はどんな感じや?

俺はまた昨日親方に怒られましたー(ノ△T)親方まじ怖いで(笑)
俺はほんままだまだやなって思うけど、いつか絶対立派な職人になるからな!期待しとって♪(笑)

そういえば明日の午前中に時間があるから、梨乃に会いに行く予定♪(*^_^*)待っとってな☆

     波流】

明日…波流君に会える…!そう思っただけで明日が待ち遠しくてたまらない。早く会いたいなぁ…。
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