アイドルに愛されちゃったお姫様♪
「いってぇ…」



「いたたっ……あ、ごめん!
優君、大丈夫?」


パッと顔を上げると、下を向いて痛そうに頭を押さえている優君の姿。


頭、ぶっちゃったんだ。
大丈夫かな?

「優君…?ほんと、大丈夫?」


「あぁ、大丈夫」

そう言って、顔を上げた優君。



髪の毛は濡れていて、毛先からポタポタと雫が垂れている。


なんか、それがすごい色っぽくて、あたしの心臓がドキンっと音をたてた。




「美香、顔赤いぞ?具合悪いとか?」


そう言って、あたしの顔を覗き込む優君。


またドキンっと心臓が音をたてた。




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