アイドルに愛されちゃったお姫様♪
学校の帰り、あたしはスーパーに寄った。
晩ごはんのメニューを考えてるだけで、心がぽかぽかする。
ごはんの材料を買って家に着くと、早速料理を作り始める。
野菜を切っていると、まだ帰って来てないはずの優が後ろから抱き締めてきた。
「優!いつ帰って来たの!?」
「ん?今だけど」
全然気づかなかった。
てゆうか…抱き締められたら料理できないじゃん。
「美香、香水つけてる?
甘い匂いする」
「うん、つけてるよ。臭い?」
あたしは気に入ってたんだけど。
「いや、俺は好き」
『好き』その言葉に、顔が赤くなる。
匂いが好きって言っただけなのに、なんか恥ずかしい。