アイドルに愛されちゃったお姫様♪
「社長、言ってましたよね?三浦凛子には気をつけろって」
何も言わない社長に、健次が続ける。
「この日は僕もいました。三浦凛子のマネージャーも。一緒に食事をしただけです」
信じられないといった顔の社長に、健次は言わなくていい事をペラペラと話し出した。
「こいつにはちゃんとした彼女がいますし、三浦凛子なんか眼中にありませんよ」
「お、おいっ、そんなこと…」
恋愛禁止なのに、彼女がいるとか社長が知ったらやばいだろ…。
「…そうなのか?」
…あれ?
怒らないのか…?