アイドルに愛されちゃったお姫様♪
「それから、今日からお前は亮の家に泊まれ」
「なんでですか?」
「亮の家ならここから近いし、便利だろ」
そんなことしたら、美香に会えなくなる。
「いや、でも…」
「もう決まった事だ。亮にも伝えてあるから」
美香に、なんて言えばいいんだ。
とりあえず、亮の家に行くか。
亮の家は、事務所から歩きで5分のところにある。
事務所の前に居る記者たちに気づかれないように、裏口から出た。