アイドルに愛されちゃったお姫様♪
社長さんと目が合った。
「こっこんにちは…」
顔を引きつらせながら、とりあえずあいさつ。
「君が優の彼女さんだね」
優しそうな声にホッとした。
「はっはい」
あたしが返事をすると、今度は優に視線を向けた。
「優、この子のこと本気なのか」
なんだかお父さんみたいな言葉に、笑いそうになるのを堪える。
「はい。…あの、交際宣言してもいいですか」
優のその言葉に、社長さんは考え込んだ。