アイドルに愛されちゃったお姫様♪
「ただいまー」
「おじゃましまーす」
玄関のドアを開けると、そこには男物の靴が。
たぶん、いや、絶対に。
これは優の靴。
テンションMAXの香織を連れてリビングに行くと、優がソファーに座ってテレビを見ていた。
「優?仕事は?」
「あ、おかえり。今日は午前中だけ。
てか、友達?」
優が、あたしの隣に立っている香織に視線を向けて言った。
優に見つめられた香織は、顔が真っ赤になった。
「あ、うん!香織って言うの」
あたしがそう言うと、香織は照れながらも自己紹介をした。