アイドルに愛されちゃったお姫様♪



「よしっ、できた♪」


グラタンをテーブルの上に置いて、あたしもイスに座った。



それと同時に、優は“いただきまーす!"と言ってグラタンを食べた。

「うぉ!うまっ!!」


「そぉ?ありがとっ」



「……お前、なんでこんなに料理上手いの?」


「ぅへっ?」


うわ、恥ずかし!
突然聞かれて、間抜けな声が出た。


「なんで?」

「え?あ、お母さんが料理好きで、小さい時からいろいろやらされてたんだよね」


「ふーん、だからか」


「…たぶん」



あたしがそう言うと、優はハハッと笑って“ごちそうさま"と言った。







< 29 / 218 >

この作品をシェア

pagetop