アイドルに愛されちゃったお姫様♪
「よしっ、できた♪」
グラタンをテーブルの上に置いて、あたしもイスに座った。
それと同時に、優は“いただきまーす!"と言ってグラタンを食べた。
「うぉ!うまっ!!」
「そぉ?ありがとっ」
「……お前、なんでこんなに料理上手いの?」
「ぅへっ?」
うわ、恥ずかし!
突然聞かれて、間抜けな声が出た。
「なんで?」
「え?あ、お母さんが料理好きで、小さい時からいろいろやらされてたんだよね」
「ふーん、だからか」
「…たぶん」
あたしがそう言うと、優はハハッと笑って“ごちそうさま"と言った。