私、悪人裁きます。 〜裁き系女子高生〜
「潤子・・・」


そして私は何もなかったかのように
平然と椅子に座った。


梨乃はしばらく不満そうに
私の背中を見つめていた。




これが弱い者に集団で攻撃するいじめ。
それがどうやら今度は
私に向けられたみたいだ。


私がやってることが
気に入らなかった奴なのか、
それとも私に恨みがある奴なのか?
それはわからない。


しかし、間違いなく
殺意みたいなものを感じる。


きっと私に関わった奴の仕業だろう。


これが私へのいじめの始まりだった。


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