はんぶんこ
この時期独特のだるさから、解放された私は、
毎日が楽しくて、楽しくて。


私は、控え目な方じゃないから、
見てるだけの恋なんて、嫌だ。

何か必ず、アクションを起こそうと思ってた。

まだまだ、会話に慣れない私とあなたは、
少しづつ距離が縮まる。

やがて、席替えで席が近くなり、
わざわざ、余計な芝居をして話をしに行かなくてもよくなった。


右横を見れば、あなたの姿が見える。

1人挟んで、あなたが見える。
こんなに近くに…。


甘い甘い、お菓子のようなこの恋は、
どんどん大きく成長する。
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