(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
学校には来なくても、ちゃっかりしてるんだ。

…いけない人だよね。



「仕方ないよね。お弁当忘れた子に、あげようかな!」



「あぁ」



私は作り笑顔を見せて、教室を出た。

廊下の隅にいた、私の下僕である、憂紀と同級生の2年C組の上戸隆幸ーウエドタカユキーにお弁当を渡す。



「あの女。最近どうしてる?」



「わわわわかりませんっ!;;
いいいい家から出てないみたいですし!;;」



冷や汗が気持ち悪い。

デブはこれだから嫌。

私は「使えないわね」と捨て台詞を吐き、1階の自分の教室へと向かった。




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