(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
「どうしたんですか?;;」



「いやね、パパの事を思い出したの。愛斗が生まれた時、私にベッタリでかなり僻んでた。で、憂紀の時は逆。私は3人でも4人でも良かったけど、パパが“これ以上、憂愛が取られるのは嫌”って拗ねたの。だから、子供は2人しか作らなかった」



「「「……;;」」」



そんなカミングアウトを、俺たちにして良いんだろうか。

…や、ダメだろ;;

おじさんに知れたら、“忘れろ!”なんてシバかれたりして…。



「でも、幸せ。2人がいて、琉聖君とも知り合えて。
まさかこの年でおばあちゃんになるとは、思わなかったけど」



…ごもっともです;;
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