(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
憂紀の家に行く為、喫茶店を出た。
「おーい。俺に気付けや」
路駐された車から叫ぶ愛斗の父親。
同じ車だと思ってたけど、まさかおじさんとは…。
「今からお邪魔しようと思ってて」
「椎都と居るの見掛けたで」
「乗れや」と言われて、助手席に乗り込む。
暗い雰囲気の俺に、おじさんはため息。
「聞いたんやろ」
「はい…。けど、俺が謝る事じゃないって」
「そうや。憂紀に謝るのは夕姫ちゃんや」
謝罪しか思い浮かばない俺。
会っても何を話せば良いのかわからない。
「おーい。俺に気付けや」
路駐された車から叫ぶ愛斗の父親。
同じ車だと思ってたけど、まさかおじさんとは…。
「今からお邪魔しようと思ってて」
「椎都と居るの見掛けたで」
「乗れや」と言われて、助手席に乗り込む。
暗い雰囲気の俺に、おじさんはため息。
「聞いたんやろ」
「はい…。けど、俺が謝る事じゃないって」
「そうや。憂紀に謝るのは夕姫ちゃんや」
謝罪しか思い浮かばない俺。
会っても何を話せば良いのかわからない。