(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
勉強を見てやったり、クダラナイ事を話してた時間が楽しかった。



「憂紀」



「何?」



「俺、本心だから。この子の父親になりたいって」



「…うん。ありがとう」



憂紀は頷いてから、脱衣場を出た。

夕姫を何とかしないと、憂紀の返事は聞けないとわかる。

≪明日、登校したら屋上な≫

≪わかった!≫

明日、夕姫とハッキリさせよう。

あいつは妹。

俺は憂紀と居る。

それが、答えだ―――……。




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