(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
「人として、間違ってると思わなかったか?」
「全然。むしろ足りないわよ」
こいつはどこまで人が変わってしまったのだろう。
俺の知ってる夕姫ではない。
ニヤリと笑い、鉄柵の向こうに広がる景色を眺めてる夕姫。
俺は初めて、女に手を上げた。
「…ッ…、何するのよ!!」
「何も悪くない人を傷付けて楽しいか?お前、同じ女ならわかるだろッ!!」
腐ってるととも思った。
同じ人間にすら思えなかった。
何がこいつを変えたのか。
それはきっと、俺以外にも、原因はある。
「全然。むしろ足りないわよ」
こいつはどこまで人が変わってしまったのだろう。
俺の知ってる夕姫ではない。
ニヤリと笑い、鉄柵の向こうに広がる景色を眺めてる夕姫。
俺は初めて、女に手を上げた。
「…ッ…、何するのよ!!」
「何も悪くない人を傷付けて楽しいか?お前、同じ女ならわかるだろッ!!」
腐ってるととも思った。
同じ人間にすら思えなかった。
何がこいつを変えたのか。
それはきっと、俺以外にも、原因はある。