(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
うんざりだったりする。



「ただいま」



「お邪魔しまーす」



愛斗ん家はたまり場から5分で、おじさんも歓迎してくれるから行きやすい。



「…あ、おかえり」



久々に憂紀を見た。

出迎えられてるし。

…しっかしこいつ。



「太った?」



母親に似たスタイルの良さ、顔立ちの良さが特徴だったのに、頬の肉付きが良いし、腹が出てる。

引きこもって、運動をしてないからだろ。



「太った…ね」



憂紀は「そう見えるか…」と、意味不明な発言をして、リビングへと行ってしまう。
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