(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
女王様に逆らったら、白雪姫もおしまい。

…あの子もおしまいなのね。



「良い気味よね…」



――――(海 SIDE)



「…私が良い気味だよ」



私が話を聞いてるとも知らずに、笑ってる夕姫。

私は携帯に録音したボイスを、愛斗にメールで送った。

≪今日の謝礼は500円でどう?≫

≪1000円は払いますよ。
何ならパフェも付けさせて頂きましょう!≫



「まいどありー!」



憂紀を傷付けるヤツは、女だろうと容赦しない。

私の大切な従姉にこれ以上、何もさせないんだから。




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