(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
「見なよ。叔父さんからママ宛てのメールが間違って着てるから」



「何で碧斗が憂愛のメアド…」



「そんなの今は関係ないでしょッ!!」



「はい;;」



私は父親を黙らせ、メールを見て、“あちゃー”と言わんばかりの顔をしてる兄貴を睨む。

騒ぎに起きた琉聖も、携帯を奪って内容を見てる。



「しゃーないか。
実はな?夕姫が下僕を使って、お前を消そうとしとる」



「は?俺はそないな話…」



「ちょっと黙ってて――ッ!!」



横槍を入れて来る父親を再度、黙らせる。

兄貴は私のキレ具合に苦笑。
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