(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
「妹が会わないと言ったら、謝罪はいらんけど、そう言うんなら。な?」
「だな」
謝罪を要求しても、憂紀が面会を拒否したらそれまでで。
こっちが突っ走っても仕方ないんだ。
「ま、夕姫の事は任せます。
憂紀にゼリー届けなあかんし帰ろうや」
「おう」
夕姫たちと別れ、高瀬家と家路を急ぐ。
もう、何もなければ良いけど。
憂紀に何もなければ良い。
あの人が、夕姫を変えてくれる。
そう、信じるんだ―――……。
「だな」
謝罪を要求しても、憂紀が面会を拒否したらそれまでで。
こっちが突っ走っても仕方ないんだ。
「ま、夕姫の事は任せます。
憂紀にゼリー届けなあかんし帰ろうや」
「おう」
夕姫たちと別れ、高瀬家と家路を急ぐ。
もう、何もなければ良いけど。
憂紀に何もなければ良い。
あの人が、夕姫を変えてくれる。
そう、信じるんだ―――……。