(中篇)トライアングル〜貴方が居たから〜【完】
下僕とは関係を切る。
お兄ちゃんの存在を知ってるから、誰も逆らわない。
賢作は“謝罪に行く日を決めたらメールしろ”と言ったきり、連絡はない。
いつも溜まってたメンバーで集まっても、賢作は来なかった。
彼と会えないと、こんなにも寂しいんだと気付かなかった。
お兄ちゃんも、メアドが変わってて、連絡を取れないし…。
―――私は誰かに甘えて、依存して生きてた。
両親に捨てられて、もう傷付きたくないから、人を捨て、傷付ける側の人間となった。
幸せに生まれて、誰かに愛され続けてる憂紀が妬ましかったんだ。
お兄ちゃんの存在を知ってるから、誰も逆らわない。
賢作は“謝罪に行く日を決めたらメールしろ”と言ったきり、連絡はない。
いつも溜まってたメンバーで集まっても、賢作は来なかった。
彼と会えないと、こんなにも寂しいんだと気付かなかった。
お兄ちゃんも、メアドが変わってて、連絡を取れないし…。
―――私は誰かに甘えて、依存して生きてた。
両親に捨てられて、もう傷付きたくないから、人を捨て、傷付ける側の人間となった。
幸せに生まれて、誰かに愛され続けてる憂紀が妬ましかったんだ。