嘘つき執事
波乱の幕開け
mikuru☆side
「桃胡~!!起きて起きて!!すごいことがおきたの!!」
まだ朝早いのに・・・下からやけに大きなお母さんの声・・・
「は~い今行く」
仕方なくそう答えて渋々と1階へ行った・・・
「桃胡!お母さん宝くじあたっちゃった!!」
「えっ!?」
「ほらっこれ見て!」
お母さんに渡された1枚の宝くじと宝くじの当たり番号が書いてあると思われる
新聞紙・・・
本当かと思って確かめてみると、
新聞にはお母さんのもっている宝くじとまったく同じ番号・・・
何度確かめても番号は一致する
「お母さんこれホント??」
「ええ。そうよ。これからは貧乏生活とはおさらばだわ~」
・・・・・・
いまだに信じられない
そんな急に3億円のあたりくじを見せられたって・・・
あたしはその場でワケが分からなくなり
ずっと突っ立ってた・・・
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop