ライン

振り向いて貰う。

絶対的な自信がアタシにはあった。

身長165、体重43キロのモデル体系だけど、ただ痩せてるだけの身体ではない。
その証拠に、街を歩けば幾度となく黒スーツの男に声を掛けられる。


アタシの落ち度は一つもない。


次の日から約3時間だけ、羽田さんの店舗に一週間通った。

その間で分かった事は、かなり忙しいこと。
羽田さんは店長だから、朝から深夜まで店に居るし、休みの日も返上で出てくる事もあった。

お昼の休憩も従食が大半で、従食の他は上手いことパートの主婦からオニギリを貰ったりしていた。

だから、アタシはオニギリを持って行ったが、いつもタイミングが悪くて食べて貰えなかった…

< 18 / 60 >

この作品をシェア

pagetop