ライン
数ある店舗の中の二店舗が合同で開催した飲み会。
その最中に、アタシは阿部店長から呼び出され、店内の隅で2人きり。
呼び出された時は何の疑問も持たなかったが、店長の真剣そうな目つきが何を言おうとしてるのか分かった。
でも、アタシは口にした通り。
店長の想いに応える事は出来ない。
出来るはずがない。
だって…
「羽田だろ?」
「え…」
「見てりゃ分かる」
「…」
だって
アタシは羽田さんが好きだから。
店長は羽田さんと同じ年だし、イケメンだし、優しいし、挙げたらキリがないけれど…