ライン
「ん?」
「いえ、なんでもないです。じゃぁ…」
「お疲れ様」
やばい。
何も考えられなかった…
それでも、アタシには十分な収穫になった。
少しでも羽田さんと話せた。
だから、こうしてまた口実を作って話して行けばいい。
それよりも、大事なのは来週。
入念かつ丹念な計画を練らなきゃ…
強制参加と言う事は石井さんも来るワケで、石井さんは羽田さんを好きなワケだから狙って来るはず。
何としても羽田さんの隣は阻止しないと…
さり気なくお酒を注ぎに行って、さり気なく隣に座る。
そんな事は容易いが、肝心なのはその先。