ライン
「忘れ物ない?」
「大丈夫でーす」
花見を終え、お酒を飲んでいない阿部店長の車に社員の男女が2名乗り込み、続いてアタシも乗り込む。
助手席のドアを開け、羽田さんが声を掛けて乗り込んだ後、車が走り出す。
良かった
石井さんが居なくて
花見の席で石井さんを見かける事がなく、もしかしたらなんて思ったが、どうやら休んでるらしい。
ラッキー。
ライバルも居なくて、羽田さんの家に行ける。
こんなチャンス二度とない。
きっと、阿部店長はアタシに協力してくれたんだ。
いいとこあるじゃん。