見せかけのヤンキー彼氏君
カフェを出て壮太君はゲーセンに誘ってくれたけど…桐生君は断った。



二人で海沿いの公園に出た。



「…ゴメン…俺…壮太が初めから…綾香と付き合ってたコトは知っていた…」


「……」


桐生君は私が問い詰める前に謝って来た。



「……誕生日も嘘を教えた……」



「……私をからかっていたの?まりもってからかうみたいに…」



私は素直に謝る桐生君を責める。



「俺は……」



私は怒りがおさまらなくて…頭を上げた桐生君の胸を何度もポカスカ叩いた。



「ひどいよ~」



「……」

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