見せかけのヤンキー彼氏君

今更…桐生君に助けを求めるのは…筋違いだけど…


知佳ちゃんは私のそう囁いて…屋上を後にした。







「……桐生とはやっぱり付き合ってなかったんだ…安心した…」






私は工藤先輩のカッターナイフで脅されて…屋上の隅の給水塔に連れ込まれた。





しだいに手足が震えて来る……ーー



工藤先輩の普通の人にはない怖いオーラに私は追い詰められていく。





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