彼氏は吸血鬼!?
あ~~…。
つまんないな…。早く終わんないかなぁ。
っていうか、朝ごはん食べてないからおなかすいたよぉ…。
入学式の校長のつまんない長話を適当に聞き流しながら、あたしはそんなことばっかり思ってた。
「ふ~~。やっと終わったぁ」
ため息をつきながら、座りっぱなしでつらくなった体で思いっきり伸びをした。
あ、でもこれから教室に戻るから、またイスに座らなきゃなんないのか…。
あたしの中学からこの高校に入学した人は、なっつーとあたししかいない。
頭のレベルもまぁまぁだし、(←とても低いレベルなのがわかっていない)制服もかわいいから結構多いと思ったんだけどな…。
やっぱ、ちょっとだけ遠いからかな?
この高校は、通ってた中学の反対方向だもんな…。
中学も遠かったし。
色々思いながら、いつのまにか教室まで来てたみたい。
自分の席に着きながら、クラスにだれがいるのかなー?と思い、見渡した。
さっきは(あたしのせいで)学校についたのがぎりぎりだったから、のんびりクラス分けの掲示板見る余裕なんてなかったんだ。