ALICE-アリス-

壊される日常

朝日が照らす部屋には、ベッドの中では1人の少年が寝息をたてていた。


少年が眠っている布団のみが規則正しく上下している。


…………♪♪♪~♪♪♪

そんな中、突然、少年の枕元にある携帯が鳴りだす。しばらく放っておくと着信は途切れ再び着メロは響く。

それでも無視を決めこんでいると見越したように家のチャイムが鳴りだした。



ピンポーンピンポーン~…

あぁ~…うっせー。
朝から誰だよ。
俺は低血圧なんだよ…!!

低血圧である少年は、寝起きが悪い。当然ながらに睡眠妨害したやつの罪は彼にとって重い。
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