*続*太陽のKiss






「なんですか?これ……」

「バレンタインのお返し。バタバタして渡せなかったら困るから」

「開けてもいいですか?」

「どうぞ」


包みを開けると、アイボリーのリボンの真ん中に小さな紫色のハートのチャームがついたバレッタが入っていた。

このチャーム、もしかして……


「可愛い……これ、アメジストですか?」

「そう。麻妃ちゃんの誕生日、2月だから」


どうしよう。
本当にうれしい。
細かいところにまで榎本さんの優しさが表れてるよ……















< 105 / 148 >

この作品をシェア

pagetop