*続*太陽のKiss






「本当にありがとうございます!あっ、18日お見送りしに行きますね」


「…あ、うん」


また切なそうな顔だ。
今までこんな顔あんまり見たことない。


「榎本さん……」

「ん?」

「あの………わたし─」


ブーブーッ

わたしの言葉は榎本さんのケータイのバイブ音に遮られた。


「あ、ごめん。会社からだ」


わたしが頷くと、榎本さんは電話に出て会社の人と難しそうな話をしだした。












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