*続*太陽のKiss
「榎本さんはー…」
わたしは歩きながら話し出した。
榎本さんはとにかく大人。
余裕があって優しくて、エスパーみたいな人。
理宇ちゃんに言うのとはどこか違って、少し照れる。
「前見た時、しっかりしてそうやなって思った。やっぱり見た目通りか。あのさ、なんで苗たで呼んでんの?向こうは下の名前で呼んでたやんな?」
「それは……」
榎本さん、大人だし……
それに……
「恥ずかしいとか?」
「……うん」