*続*太陽のKiss
「……俺さ、この前倉科の彼氏見た時、応援しよって思ってん。けど、今話聞いてて応援できひんなって思った。倉科さ、無理してない?我慢ばっかりで辛くないん?」
駿くんは立ち止まって真っ直ぐな目でわたしの顔を見て言った。
榎本さんに伝えられない言葉を言ってしまいそうだ。
「だって……我慢するしかないから。わたしは大丈夫」
でも言えない。
一度口に出してしまえばきっと泣いてしまうから。
頑張って笑顔を作って大丈夫って言うしかない。