*続*太陽のKiss






「俺が前に言ったこと覚えてる?笑いがほしかったらってやつ」

そう言って再び歩き出す駿くん。

駿くんが言っているのは、公園で相談を受けた時のこと。


「うん」

「いつでも頼ってな。俺なら倉科を笑顔にできるから。倉科の彼氏みたいに余裕ないし大人じゃないけど、自信はある」

力強い駿くんの言葉は決心が鈍りそうなわたしの心を包み込んだ。


わたしの周りには、理宇ちゃんみたいな悩みを聞いてくれて支えてくれる人がいる。

駿くんみたいな優しくて温かい心を持った人がいる。

きっと、大丈夫。


「ありがとう」

























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