*続*太陽のKiss





「倉科。俺なー」


リフティングをしながら話しはじめた。

駿くんって器用…

さすがサッカー部。



「昔は野球やっててん」


意外……
サッカー一筋かと思った。


「へぇ。なんでもできるんだね。今はなんでサッカーなの?」



「5年くらい前に野球の試合で負けてめっちゃ悔しくて拗ねとってんやん。その時、一人の男の人が声かけてきてさ。それが大阪の有名なサッカーチームの小山内って選手やってん。その時はサッカーに興味なかったから誰やねんって感じやってんけどな」


駿くんはボールを蹴るのをやめて、ボールを置いてわたしの隣に座った。










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